前回はGoogle広告で、購入カートなどで個人情報の入力画面や完了画面などが全てURLが同じ際に、特定のページの広告料リストを作る方法をご紹介しましたが、今回はYDAでの同様にオーディエンスリストを作る方法をご紹介します。
YDAの場合もgoogle広告と同様にラベルの機能があるので、その機能を利用して特定のページのみに反応するリストを作成します。通常の方法でリストを作れない理由
YDAでオーディエンスリストを作る際には、オーディエンスリストの作成画面から、URLを指定して作成するのが一般的だと思います。
通常はこの方法で問題無いのですが、今回のようにある領域のURが同じURLで遷移する場合は、URLによる特定ページの指定が働ない事になります。
そこでYDAのラベルを使う事で、同一URLであっても特定のページでのみ反応するオーディエンスリストを作る事ができます。
YDAでラベル機能を利用したオーディエンスリストを作成する方法
タグのソースを直接記述している事を前提に解説しています。
タグマネージャーを利用している場合に、同一URLのページ内を特定する方法がわからない場合は、タグマネージャー上でのYDAの発火条件から同一URLを除外した上で、除外したURLのみオーディエンスリストタグを直書きするようにして下さい。
オーディエンスリストにアクセスする
YDAの管理画面より、「ツール」をクリックし表示されたメニューから「オーディエンスリスト」をクリックします。
タグを取得しラベルを追記する
表示された画面の左メニューより「オーディエンスソース」をクリックします。
そこで表示された画面からサイトリターゲティングタグの「タグ・IDを表示」をクリックします。
クリックすると下記ようなコードが表示されると思います。
- <script>
- window.yjDataLayer = window.yjDataLayer || [];
- function ytag() { yjDataLayer.push(arguments); }
- ytag({
- "type":"yjad_retargeting",
- "config":{
- "yahoo_retargeting_id": " ",
- "yahoo_retargeting_label": "",
- "yahoo_retargeting_page_type": "",
- "yahoo_retargeting_items":[
- {item_id: '', category_id: '', price: '', quantity: ''}
- ]
- }
- });
- </script>
表示された内容をコピーし、yahoo_retargeting_labelの部分に好きなラベル名を値として追記します。
- "yahoo_retargeting_label": "ラベル名",
同一URLで特定したいページに、追記した内容のオーディエンスタグを上書きします。
ラベルに反応するリストを作成する
YDAの管理画面に戻り、左メニューの「オーディエンスリスト」より「オーディエンスリストを作成」をクリックします。
プルダウンのメニューが表示されますので、その中から「ウェブサイト訪問ユーザー」を選択します。
下記画像の赤枠のプルダウンメニューから「カスタムラベル」を選択します。
タグに設定したラベルの名前を、ここの値にセットします。
後はオーディエンスリスト名などを適当に埋めて保存すれば、ラベルにのみ反応するオーディエンスリストが完成します。
最後に
ラベルの設定を行うのは、通常のタグ設定よりハードルが少し高くなり、タグマネージャーなどで管理している場合はそちら側での設定も必要になるかもしれません。
,p>あまりラベルを使うシーンはありませんが、会員登録完了や購入完了したユーザーをリスト化したいという時に、このラベルのやり方が必要になる事があるかもしれませんので、とりあえずそのような機能があるという事は覚えておいて損は無いと思います。
