FTPのパッシブモードを理解する

2018/06/17

FTP

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FTP接続する際にパッシブモードで接続してくださいというサーバーがありますが、そもそもパッシブモードとは何なんでしょうか?

パッシブモードを理解するためには、少しFTPがどのように接続を行うかを理解する必要があります。

FTP通信では制御用とデータの転送用の2つのコネクションを利用し、通信を確立します。1つはコントロールコネクションと呼ばれるもので、FTPサーバーにログインする際の認証およびFTPコマンドを送信し、その応答を受信します。
もう1つはデータコネクションと呼ばれるもので、実際のデータを転送する際に利用します。

FTP通信ではパッシブモードとアクティブモードと呼ばれる接続方法があります。
アクティブモードはサーバーから自分のPCに対してデータコネクションを確立し、パッシブモードは逆に自分のPCからサーバーに対してデータコネクションを確立します。

パッシブモードとアクティブモードの概念図

昨今アクティブモードでの接続が増えてきていますが、その理由としてアクティブモードだとサーバー側が自身のPCに接続するためのサーバー環境に対して接続するため、ファイアウォールのセキュリティにひっかるケースがあります。
その為パッシブモードであれば、サーバー側がポートを用意しそこに繋げてもらうので、比較的ファイアウォールのトラブルを回避しやすいという理由が挙げられます。こういった管理的な理由が選ばれているようです。

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運営者

WEBにかかわる仕事に10年以上従事し、WEBディレクション、WEBデザイン、コーディング、JavaScript開発、広告運用,、サイト解析などを経験。

知識をアウトプットする事で自分のスキルがより磨かれることを期待すると共に、どなたかの役に立てればという想いで記事を書いています。